皆さんは「さぁ家づくりを始めよう」と思った時、まずはじめに何をしますか?
- 住宅雑誌を買って好みのデザインや内装を調べる
- 住宅総合展示場に行って自分が住んだらどうなるかをイメージする
- 住宅のチラシを見てどんな間取りがいいか考える
弊社で家を建てられたお客さまも、ほとんどがこのいずれかから家づくりをスタートされています。
家の詳しいことなんて分からなくて当然ですから、デザインやキッチン、間取りといった『目に見えるもの』で判断するしかないですよね。
しかし、こうした「イメージ」や「直感」だけで家づくりを進めてしまうと、入居して数年後には「どうも暮らしにくい」「家族の会話が減った」「我慢することが増えた」という不満が出てきてしまいます。
それは、世の中で「良い家」と言われるものと、あなたの家族にとって「良い家」はまったくの別物だから。
例えば、家づくりをはじめた頃に多くのお客様が希望する『広いリビング』。
住宅展示場や雑誌で見た広いリビングがいくら素敵でも、それはあなたの家族が暮らすために建てられたおうちではありません。
30代で家を建てたとしても、ローンを完済できるのは60代。
建てた当時は小さかった子どももあっという間に思春期を迎え、進学や就職、結婚などで親元を離れていきます。子どもが小さい頃は家族団らんの場だった広いリビングも、夫婦ふたりでの生活を迎える50代には持て余し気味になるかもしれません。
(実際に、定年を迎えた方の多くが小さな家を希望されます)
家づくりというのは「自分たちの暮らし方や人生設計」をカタチにする作業であり、決してイメージや流行で決めていけません。
そのために私たちは、
- その家でどういう暮らしをしたいのか?
- なぜ家を建てようと思ったのか?
- 夫婦それぞれの価値観とは?
- 子どもの成長にあわせてどんな生活の変化が起こりそうなのか?
といった「家族のありかた」を、お客様と一緒に考え、ご夫婦やご家族で話し合っていただく家づくりを行なっています。
箱としての「家づくり」ではなく、家族ごとの暮らしにあわせた「しあわせづくり」。
私たちが考える「良い家」とは、すべてこれが基準となっています。